ワイヤレス通信システムにおけるハンドオーバの間に順序が狂っているパケットを取り扱うための方法および装置
专利摘要:
ハンドオーバの間にパケットを送り、同期を維持するための技術を記述する。ソース基地局からターゲット基地局に、ユーザ機器(UE)をハンドオーバしてもよい。ソース基地局は、UEに対するパケットをターゲット基地局に転送してもよく、ターゲット基地局は、順序が狂ってパケットを受信するかもしれない。1つの設計において、ターゲット基地局は、各パケットをUEに順に送ることができるかどうかを決定し、順に送ることができる場合、パケットを送信し、そうでない場合、パケットを廃棄してもよい。別の設計において、ターゲット基地局は、再順序付け窓内で受信したパケットを再順序付けしてもよく、再順序付けしたパケットをUEに送ってもよい。 公开号:JP2011505758A 申请号:JP2010536121 申请日:2008-11-25 公开日:2011-02-24 发明作者:メイラン、アルナード 申请人:クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated; IPC主号:H04W36-02
专利说明:
[0001] 本出願は、いずれも“ハンドオーバにおけるターゲットアクセスポイントおよびユーザ機器間のハイパーフレーム番号同期を維持するための方法および装置”と題し、本出願の譲受人に譲渡され、参照により明白にここに組み込まれている、2007年11月27日に出願された米国仮特許出願シリアル番号第60/990,589号と、2007年11月28日に出願された米国仮特許出願シリアル番号第60/990,906号とに対する優先権を主張する。] 分野 [0002] 本開示は一般に通信に関し、より詳細には、ワイヤレス通信システムにおいてパケットを送信する技術に関する。] 背景 [0003] ワイヤレス通信システムは、音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージング、ブロードキャストなどのような、さまざまな通信コンテンツを提供するために広く展開されている。これらのワイヤレスシステムは、利用可能なシステムリソースを共有することによって複数のユーザをサポートできる多元接続システムであってもよい。そのような多元接続システムの例は、コード分割多元接続(CDMA)システムと、時分割多元接続(TDMA)システムと、周波数分割多元接続(FDMA)システムと、直交FDMA(OFDMA)システムと、単一搬送波FDMA(SC−FDMA)システムと含む。] [0004] ワイヤレス通信システムは、多数のユーザ機器(UE)に対する通信をサポートできる、多数の基地局を含んでもよい。UEは移動性体であってもよく、UEがシステムに関して移動するとき、ソース基地局からターゲット基地局にハンドオーバされてもよい。ハンドオーバの間に、ソース基地局は、無事にUEに送られていないデータのパケットを有するかもしれない。ハンドオーバの間に、これらのパケットをUEに適切に送ることが望まれるかもしれない。] 概要 [0005] ハンドオーバの間にパケットを送り、同期を維持するための技術を記述する。ソース基地局からターゲット基地局に、UEをハンドオーバしてもよい。ソース基地局は、UEに対するパケットを有していてもよく、これらのパケットをターゲット基地局に転送してもよい。ターゲット基地局は、例えば、ソース基地局とターゲット基地局との間のインターフェースのパケット交換の性質に起因して、順序が狂ってパケットを受信するかもしれない。ターゲット基地局が、順序が狂っているパケットをUEに送る場合、同期損失が生じるかもしれず、および/または、UEがパケットを回復できないかもしれない。] [0006] 1つの設計において、ターゲット基地局は、ソース基地局によって転送された各パケットをUEに順に送ることができるかどうかを決定してもよい。各パケットは、その順序を決定するために使用してもよいシーケンス番号を有していてもよい。ターゲット基地局は、転送された各パケットのシーケンス番号と、UEに送られた最後のパケットのシーケンス番号とに基づいて、転送された各パケットをUEに順に送ることができるかどうかを決定してもよい。ターゲット基地局は、順に送ることができる各パケットを送ってもよく、さもなければ、パケットを廃棄してもよい。UEによって廃棄されるパケットを送らないことによって、無線リソースを節約してもよい。] [0007] 別の設計において、ターゲット基地局は、再順序付け窓内でソース基地局から受信したパケットを再順序付けしてもよく、再順序付けしたパケットをUEに送ってもよい。ソース基地局からの最初のパケットを受信すると、ターゲット基地局は、タイマを開始してもよい。ターゲット基地局は、最初のパケットが順序が狂って受信される場合、そのパケットをバッファに入れてもよい。ターゲット基地局はまた、タイマが満了する前にソース基地局から順序が狂って受信したすべての後続のパケットをバッファに入れてもよい。タイマの満了後に、ターゲット基地局は、バッファに入れられているパケットを再順序付けして送ってもよい。再順序付け窓は、時間の期間またはシーケンス番号の範囲をカバーしてもよい。] [0008] さらに別の設計において、ターゲット基地局は、ソース基地局からパケットを順序が狂って受信してもよく、パケットが順であるかのようにパケットを処理してもよい。ターゲット基地局は、順序が狂っているパケットに起因して、ハイパーフレーム番号(HFN)をインクリメントしてもよく、インクリメントされたHFNと、パケットのシーケンス番号とを含むカウントによりパケットを暗号化してもよい。代替として、ターゲット基地局は、最後に送られたパケットのシーケンス番号よりも後のシーケンス番号でパケットを再割り当てしてもよい。いずれにしても、UEは、パケットを正しく解読し、同期損失を回避できる。UEにおける上位レイヤは、パケットの再順序付けを実行してもよい。] [0009] ここで記述する技術は、上述したように、UEのハンドオーバの間に、ソース基地局からターゲット基地局に転送されるパケットに対して使用してもよい。一般に、本技術は、第3のエンティティ(例えば、UE)への送信のために、第1のエンティティ(例えば、ソース基地局またはサービングゲートウェイ)から第2のエンティティ(例えば、別の基地局)に送られるパケットに対して使用してもよい。パケットはシーケンス番号を有していてもよく、第2のエンティティにより順序が狂って受信されてもよい。第2のエンティティは、上述した設計のいずれかを使用してパケットを処理してもよい。] [0010] 本開示のさまざまな観点および特徴を、以下でさらに詳細に説明する。] 図面の簡単な説明 [0011] 図1は、ワイヤレス通信システムを示す。 図2は、システム中の異なるエンティティに対するプロトコルスタックの例を示す。 図3は、ハンドオーバに対するコールフローの例を示す。 図4は、ハンドオーバの間のデータ送信およびデータ転送を示す。 図5Aは、送信エンティティにおける暗号化を示す。 図5Bは、受信エンティティにおける解読を示す。 図6Aは、暗号化および解読に対して使用されるCOUNTパラメータを示す。 図6Bは、シーケンス番号空間を示す。 図7は、パケット廃棄をともなう、パケットを送るプロセスを示す。 図8は、パケット廃棄をともなう、パケットを送る装置を示す。 図9は、再順序付けをともなう、パケットを送るプロセスを示す。 図10は、再順序付けをともなう、パケットを送る装置を示す。 図11は、強制的な順序付けをともなう、パケットを送るプロセスを示す。 図12は、強制的な順序付けをともなう、パケットを送る装置を示す。 図13は、パケットを受信するプロセスを示す。 図14は、パケットを受信する装置を示す。 図15は、UEおよび2つの基地局のブロック図を示す。] 図1 図10 図11 図12 図13 図14 図15 図2 図3 図4 詳細な説明 [0012] ここで記述する技術は、CDMAや、TDMAや、FDMAや、OFDMAや、SC−FDMAや、他のシステムのような、さまざまなワイヤレス通信システムに対して使用してもよい。用語“システム”および“ネットワーク”は、区別なく使用されることが多い。CDMAシステムは、ユニバーサル地上無線アクセス(UTRA)、cdma2000などのような無線技術を実現してもよい。UTRAは、広帯域CDMA(W−CDMA)と、CDMAの他の変形体とを含む。cdma2000は、IS−2000、IS−95およびIS−856の標準規格をカバーする。TDMAシステムは、移動体通信用グローバルシステム(GSM)のような無線技術を実現してもよい。OFDMAシステムは、進化型UTRA(E−UTRA)や、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)や、IEEE802.11(Wi−Fi)や、IEEE802.16(WiMAX)や、IEEE802.20や、フラッシュ−OFDM(登録商標)などのような無線技術を実現してもよい。3GPPロングタームエボリューション(LTE)は、E−UTRAによって規定されるエアインターフェースと、E−UTRANによって規定されるネットワークアーキテクチャとを利用する。E−UTRAは、ダウンリンク上でOFDMAを用い、アップリンク上でSC−FDMAを用いる。UTRA、E−UTRA、E−UTRAN、LTEおよびGSMは、“第3世代パートナーシップ・プロジェクト”(3GPP)と名付けられた組織からの文書で説明されている。cdma2000およびUMBは、“第3世代パートナーシップ・プロジェクト2”(3GPP2)と名付けられた組織からの文書で説明されている。明瞭にするために、技術のいくつかの観点を、LTEに対して以下で説明し、LTEの用語は、以下の記述の多くにおいて使用される。] [0013] 図1は、LTEシステムであってもよい、ワイヤレス通信システム100を示す。システム100は、進化型ノードB(eNB)および3GPPによって記述されている他のネットワークエンティティを含んでもよい。簡単にするために、2つのeNB120および122と、1つのモビリティマネジメントエンティティ(MME)/サービングゲートウェイ130とだけを図1中で示している。eNBは、UEと通信する固定局であってもよく、ノードB、基地局、アクセスポイントなどとも呼ばれてもよい。各eNBは、特定の地理的エリアに対して通信カバレッジを提供してもよい。システム容量を向上させるために、eNBの全カバレッジエリアは、複数(例えば3つ)のより小さいエリアに区分化されてもよい。より小さい各エリアは、それぞれのeNBサブシステムによってサーブされてもよい。3GPPにおいて、用語“セル”は、eNBの最も小さいカバレッジエリアおよび/または、このカバレッジエリアをサーブするeNBサブシステムを指すことができる。eNB120および122は、論理または物理インターフェースであってもよい、X2インターフェースを通して互いに通信してもよい。eNB120および122はまた、S1インターフェースを通してMME/サービングゲートウェイ130と通信してもよい。] 図1 [0014] サービングゲートウェイ130は、パケットデータや、ボイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)や、ビデオや、メッセージングなどのようなデータサービスをサポートしてもよい。MME130は、ハンドオーバにおいて、ソースeNBおよびターゲットeNB間のパスの切り換えを担当してもよい。MME/サービングゲートウェイ130は、コアおよび/またはデータネットワーク140(例えば、インターネット)に結合していてもよく、コア/データネットワーク140に結合する他のエンティティ(例えば、リモートサーバおよび端末)と通信してもよい。] [0015] UE110は、ダウンリンクおよびアップリンクを通してeNB120および/または122と通信してもよい。ダウンリンク(すなわちフォワードリンク)は、eNBからUEへの通信リンクを指し、アップリンク(すなわちリバースリンク)は、UEからeNBへの通信リンクを指す。UE110はまた、移動局、端末、アクセス端末、加入者ユニット、局などと呼ばれてもよい。UE110は、セルラ電話機、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、ラップトップコンピュータ、コードレス電話機、ワイヤレスローカルループ(WLL)局などであってもよい。] [0016] 図2は、LTEにおけるユーザプレーンに対するプロトコルスタックの例200を示す。ユーザプレーンは、サービングeNBを通して、UE110およびサービングゲートウェイ130間のトラフィックデータを搬送する。サービングeNBは、図1中のeNB120または122であってもよい。各エンティティは、別のエンティティとの通信のためのプロトコルスタックを維持する。各プロトコルスタックは通常、ネットワークレイヤ(レイヤ3またはL3)と、リンクレイヤ(レイヤ2またはL2)と、物理レイヤ(レイヤ1、L1またはPHY)とを含む。UEおよびサービングゲートウェイは、ネットワークレイヤにおいてIPを使用してデータを交換してもよい。伝送制御プロトコル(TCP)、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)、リアルタイムトランスポートプロトコル(RTP)、および/または他のプロトコル、に対する上位レイヤデータは、IPパケット中でカプセル化されてもよく、IPパケットは、サービングeNBを通してUEおよびサービングゲートウェイ間で交換されてもよい。] 図1 図2 [0017] リンクレイヤは一般に、ネットワーク/無線技術に依存する。LTEにおけるユーザプレーンに対して、UEに対するリンクレイヤは、サービングeNBにおいて終端される、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)と、無線リンク制御(RLC)と、媒体アクセス制御(MAC)とに対する3つのサブレイヤから構成される。UEはさらに、物理レイヤにおいてE−UTRAエアリンクインターフェースを通してサービングeNBと通信する。サービングeNBは、IPと、リンクレイヤおよび物理レイヤに対する技術に依存するインターフェースとを通して、サービングゲートウェイと通信してもよい。PDCPは、上位レイヤプロトコルヘッダの圧縮や、暗号化/解読や、セキュリティのための、データのインテグリティ保護などのような、さまざまな機能を実行してもよい。RLCは、(i)送信機における、RLCサービスデータユニット(SDU)のセグメント化および連結、ならびに自動リピートリクエスト(ARQ)によるエラー補正、(ii)受信機における、下位レイヤSDUの重複検出、RLC SDUの再順序付け、上位レイヤプロトコルデータユニット(PDU)の順序通りの配信、のようなさまざまな機能を実行してもよい。LTEにおけるPDCPおよびRLCによって実行される機能は、他の無線技術における同等のプロトコルによって提供されてもよい。例えば、cdma2000におけるIPアダプテーションレイヤおよび無線リンクプロトコル(RLP)は、それぞれPDCPおよびRLCによって実行される機能と類似の機能を実行してもよい。] [0018] PDCPは、“進化型ユニバーサル地上無線アクセス(E−UTRA);パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)仕様”と題する3GPP TS 36.323において説明されている。RLCは、“進化型ユニバーサル地上無線アクセス(E−UTRA);無線リンク制御(RLC)プロトコル仕様”と題する3GPP TS 36.322において説明されている。これらの文書は公に利用可能である。] [0019] 図1を再度参照すると、UE110は初めに、MME/サービングゲートウェイ130とのデータ交換のためにeNBと通信してもよい。UE110は移動体であってもよく、eNB120からeNB122にハンドオーバされてもよい。ハンドオーバに対して、eNB120は、ソースeNBと呼ばれてもよく、eNB122は、ターゲットeNBと呼ばれてもよい。ハンドオーバ後、UE110は、MME/サービングゲートウェイ130とのデータ交換のためにeNB122と通信してもよい。eNB120は、ハンドオーバ前の、UE110に対するサービングeNBであってもよく、eNB122は、ハンドオーバ後の、UE110に対するサービングeNBであってもよい。] 図1 [0020] ここでの記述において、ハンドオーバまたはハンドオフは、1つのeNBから別のeNBへのハンドオーバだけでなく、同じeNBの異なるセル間のハンドオーバも指してもよい。ハンドオーバは、システムまたはUEによって開始される。UEは、順方向ハンドオーバ手続きにしたがってハンドオーバを開始してもよく、または、稼動休止を経験した後に、適切なeNBとの無線接続を再確立してもよい。さらに、ハンドオーバは、システムにおけるユーザのモビリティをサポートするために、ロードバランシングを提供するために、無線接続の再設定を容易にするために、予知できないエラーのケースの取り扱いを容易にするために、などのために生じてもよい。システムはまた、上述の理由のいずれかに対してハンドオーバを開始してもよい。] [0021] 図3は、ソースeNB120からターゲットeNB122へのUE110のハンドオーバに対する例示的なコールフロー300を示す。ソースeNBは、UEに対する測定手順を設定してもよく(ステップ1)、UEは、測定報告をソースeNBに送ってもよい(ステップ2)。ソースeNBは、UEをハンドオーバ(HO)することを決定してもよく(ステップ3)、ハンドオーバ要求メッセージをターゲットeNBに発行してもよい(ステップ4)。ターゲットeNBは、許可制御を実行してもよく、UEのハンドオーバを受け入れてもよい(ステップ5)。ターゲットeNBは、ハンドオーバ要求肯定応答(Ack)メッセージをソースeNBに戻してもよい(ステップ6)。ソースeNBは次に、ハンドオーバコマンドメッセージをUEに送ってもよい(ステップ7)。] 図3 [0022] ハンドオーバに先立って、ソースeNBは、サービングゲートウェイからUEに対するパケットを受信してもよく(ステップA)、パケットをUEに送ってもよい(ステップB)。ステップ7においてハンドオーバコマンドメッセージを送った後、ソースeNBは、UEに対するバッファに入れられているパケットを、ターゲットeNBに転送してもよい(ステップCおよびD)。転送されるパケットは、UEに送られていないパケットだけでなく、移行中のパケット、例えば、送られたが、UEによって無事に受信されていないパケットも含んでいてもよい。ターゲットeNBは、ソースeNBから受信したパケットをバッファに入れてもよい(ステップE)。] [0023] ステップ7におけるハンドオーバコマンドメッセージを受信すると、UEは、ソースeNBから切り離されてもよく、ターゲットeNBへの同期を実行して、アップリンクタイミングアドバンスの獲得を開始してもよい(ステップ8)。ターゲットeNBは、UEに対するリソース割り当ておよびタイミングアドバンス(TA)により応答する(ステップ9)。いったん、UEがターゲットeNBに無事にアクセスすると、UEは、ハンドオーバ確認メッセージをターゲットeNBに送って、ハンドオーバ手続きがUEに対して完了したことを示してもよい(ステップ10)。] [0024] ターゲットeNBは、ハンドオーバ完了メッセージを送って、UEがeNBを変更していることをMME/サービングゲートウェイに知らせてもよい(ステップ11)。MME/サービングゲートウェイは、UEに対するデータパスまたは接続を、ソースeNBからターゲットeNBに切り換えてもよい(ステップG)。MME/サービングゲートウェイはまた、ハンドオーバ完了AckメッセージをターゲットeNBに戻してもよい(ステップ12)。ターゲットeNBは、解放リソースメッセージをソースeNBに送って、UEのハンドオーバの成功を示してもよい(ステップ13)。解放リソースメッセージを受信すると、ソースeNBは、UEに対するリソースを開放してもよい。] [0025] ステップ11におけるハンドオーバ完了メッセージを受信することに先立って、サービングゲートウェイは、UEに対するパケットをソースeNBに送ることを継続してもよい(ステップF)。ソースeNBは、UEに対するパケットをターゲットeNBに転送することを継続してもよい(ステップH)。ステップ11におけるハンドオーバ完了メッセージを受信した後、サービングゲートウェイは、UEに対するパケットをターゲットeNBに送ってもよい(ステップI)。ターゲットeNBは、ソースeNBから転送されたパケットと、サービングゲートウェイから受信したパケットとを、UEに送ってもよい(ステップJ)。] [0026] 図3は、ソースeNBからターゲットeNBへのUEのハンドオーバに対する例示的なコールフローを示す。UEのハンドオーバは、他のコールフローにより実行されてもよい。] 図3 [0027] 図4は、ハンドオーバの間の、データ送信およびデータ転送の例を示す。ハンドオーバに先立って、サービングゲートウェイは、S1インターフェースを通して、UEに対するパケットをソースeNBに送ってもよい(図3中のステップAおよびF)。ソースeNBは、PDCPSDUとしてパケットを受信してもよく、各PDCP SDUに対してPDCPシーケンス番号(SN)を割り当ててもよい。ここでの記述において、PDCP SDU#kは、kのPDCP SNを有するPDCP SDUを表す。ソースeNBは、各PDCP SDUを処理して、UEに送ってもよい(図3中のステップB)。] 図3 図4 [0028] ハンドオーバの間のいくつかの点において、UEに対するデータパスは、ソースeNBからターゲットeNBに切り換えられてもよい(図3中のステップG)。この点以降、サービングゲートウェイは、S1インターフェースを通して、UEに対する新しいパケットをターゲットeNBに送ってもよい(図3中のステップI)。ターゲットeNBは、PDCPSDUとしてパケットを受信してもよく、各PDCP SDUに対してPDCP SNを割り当ててもよい。ターゲットeNBは、各PDCP SDUを処理して、UEに送ってもよい(図3中のステップJ)。] 図3 [0029] ハンドオーバの間、ソースeNBは、(i)まだUEに送られていないペンディングのPDCPSDU、および/または、(ii)UEに送られているが、UEによって正しくデコードされていない移行中のPDCP SDU、を有していてもよい。ソースeNBは、X2インターフェースを通して、ペンディングおよび移行中のPDCP SDUをターゲットeNBに転送してもよい(図3中のステップDおよびH)。ターゲットeNBは、例えば、X2インターフェースのパケット交換の性質に起因して、転送パケットを順序が狂って受信するかもしれない。サービングゲートウェイは、新しいパケットをターゲットeNBに順に送ってもよい。ターゲットeNBはまた、例えば、S1インターフェースのパケット交換の性質に起因して、新しいパケットを順序が狂って受信するかもしれない。] 図3 [0030] 図4中で示した例において、PDCPSDU#1が最も早いPDCP SDUであり、PDCP SDU#4が最後のPDCP SDUであるように、PDCP SDUが順序付けられてもよい。ソースeNBは、PDCP SDU#1ないし#4をUEに順に送ってもよい。UEは、PDCP SDU#1を正しくデコードし、PDCP SDU#2および#3を誤ってデコードし、PDCP SDU#4を正しくデコードするかもしれない。PDCP SDU#4の早いHARQターミネーションに起因して、UEはPDCP SDU#4を正しくデコードするが、PDCP SDU#2および#3を正しくデコードしないかもしれない。ソースeNBは、PDCP SDU#2および#3をターゲットeNBに転送してもよい。ターゲットeNBは、PDCP SDU#2の前にPDCP SDU#3を受信するかもしれない。サービングゲートウェイからの新しいパケットに先立って、ターゲットeNBは、PDCP SDU#2および/またはPDCP SDU#3をUEに送ってもよい。] 図4 [0031] 図5Aは、送信エンティティにおけるPDCPSDUの暗号化を示す。送信エンティティは、ダウンリンク送信に対してサービングeNBであってもよく、または、アップリンク送信に対してUEであってもよい。ユニット510は、KEYや、COUNTや、BEARERや、DIRECTIONのようなパラメータ受け取ってもよい。KEYパラメータは、データを暗号化するために使用される暗号キーを含んでいてもよい。COUNTパラメータは、暗号化アルゴリズムに対する時変入力として作動する暗号同期であってもよい。BEARERパラメータは、暗号化されるデータの無線ベアラを示してもよい。DIRECTIONパラメータは、アップリンク送信に対して‘0’に、または、ダウンリンク送信に対して‘1’に設定されてもよいビットを含んでいてもよい。ユニット510は、すべてのパラメータに基づき、LTEによって規定される暗号化アルゴリズムにしたがって、キーストリームを発生させてもよい。排他的ORゲート512は、ユニット510からのキーストリームビットと、PDCP SDUに対する入力データビットとののビットワイズなモジューロ−2加算を実行してもよく、PDCP SDUに対する暗号化されたデータビットを提供してもよい。] 図5A [0032] 図5Bは、受信エンティティにおける、PDCPSDUの解読を示す。受信エンティティは、ダウンリンク送信に対してUEであってもよく、または、アップリンク送信に対してサービングeNBであってもよい。ユニット550は、KEY、COUNT、BEARERおよびDIRECTIONのパラメータを受信してもよい。ユニット550は、すべてのパラメータに基づき、送信エンティティにおけるユニット510と同じ方法で、キーストリームを発生させてもよい。排他的ORゲート552は、ユニット550からのキーストリームビットと、PDCP SDUに対する暗号化されたデータビットとのビットワイズなモジューロ−2加算を実行してもよく、PDCP SDUに対する解読されたデータビットを提供してもよい。] 図5B [0033] 図6Aは、LTEにおけるCOUNTパラメータの設計を示す。COUNTは、MビットのHFNとNビットのPDCP SNとで構成される32ビット値である。ここで、MおよびNは、設定可能な値であってもよい。HFNは、COUNTのM個の最上位ビット(MSB)を占有し、PDCP SNは、COUNTのN個の最下位ビット(LSB)を占有する。1つの構成において、32ビットのCOUNTは、20ビットのHFNと、12ビットのPDCP SNとで構成される。別の構成において、32ビットのCOUNTは、25ビットのHFNと、7ビットのPDCP SNとで構成される。両方の構成に対して、PDCP SNは、各PDCPSDUとともに無線で送られる。HFNは、オーバーヘッドを低減させるために、無線で送られない。] 図6A [0034] 図6Bは、PDCP SN空間を示し、PDCP SN空間は、0ないしKの範囲をカバーしてもよく、K=2N−1である。例えば、Kは、7ビットのPDCP SNに対して127に等しくてもよく、または、12ビットのPDCP SNに対して4095に等しくてもよい。PDCPSDUは、0ないしKの範囲内であってもよい、kのPDCP SNを有してもよい。PDCP SNは、それがKの最大値に到達するまで新しい各PDCP SDUに対してインクリメントされてもよく、次に、0にラップアラウンドしてもよい。] 図6B [0035] kのPDCP SNに対して、PDCP SN空間の一部は、kよりも“遅い”と考えてもよく、PDCP SN空間の残りの部分は、kよりも“早い”と考えてもよい。例えば、図6B中で示すように、k+1ないしLのPDCP SNは、kのPDCP SNよりも遅いものであると考えてもよく、L+1ないしk−1のPDCP SNは、kのPDCP SNよりも早いものであると考えてもよい。Lは、L=(k+K/2)mod Kとして規定されてもよく、そのため、PDCP SN空間の半分がkよりも遅く、PDCP SN空間の他の半分がkよりも早い。Lはまた、他の方法で規定してもよい。] 図6B [0036] 図6B中でさらに示すように、0ないしk−1のPDCP SNは、kよりも“小さい”と考えてもよく、k+1ないしKのPDCP SNは、kよりも“大きい”と考えてもよい。] 図6B [0037] UEは、eNB120にアクセスしてもよく、eNBとの通信に対して無線ベアラを確立してもよい。無線ベアラが確立されるとき、UEおよびeNBはそれぞれ、COUNTをゼロにリセットしてもよい。eNBは、新しいPDCPSDUがサービングゲートウェイから受信されるたびにPDCP SNをインクリメントしてもよく、Kの最大値に到達後にPDCP SNがゼロにラップアラウンドするたびにHFNをインクリメントしてもよい。eNBは、各PDCP SDUと、そのPDCP SNとをUEに送ってもよい。UEは、eNBからPDCP SDUを受信してもよく、PDCP SNに基づいてHFNを更新してもよい。] [0038] UEは、ソースeNB120からターゲットeNB122にハンドオーバされてもよい。ハンドオーバに対して、ソースeNBは、現在のHFNおよび現在のPDCP SNのような関連状態情報をターゲットeNBに送ってもよい。ターゲットeNBは、ソースeNBから受信した現在のPDCP SNおよびHFNから始め、PDCP SNを、サービングゲートウェイから受信した新しいPDCPSDUに割り当ててもよい。UEは、ハンドオーバを通してCOUNTを維持してもよく、ターゲットeNBから受信したPDCP SDUのPDCP SNに基づいて、HFNを更新してもよい。] [0039] LTEにおけるPDCP仕様は、増加のPDCP SNを有するPDCPSDUが送信エンティティにおいて下位レイヤにパスされるという仮定の下に書かれている。受信エンティティは、下位レイヤが適切な順序でPDCP SDUを引き渡すことを仮定してもよい。したがって、受信エンティティは、新たに受信したPDCP SDUのPDCP SNが、最後に受信したPDCP SDUのPDCP SNよりも小さいときはいつでもHFNをインクリメントするかもしれない。] [0040] 上述した仮定に基づく、ダウンリンク上でのデータ送信に対する従来の処理スキームは、次のようであってもよい。サービングeNBが、サービングゲートウェイから受信した各PDCPSDUに対してPDCP SNを割り当ててもよい。eNBは、各PDCP SDU後にPDCP SNをインクリメントしてもよく、PDCP SNがゼロにラップアラウンドするたびにHFNをインクリメントしてもよい。図5A中で示したように、eNBは、eNBによって維持されるHFNと、各PDCP SDUのPDCP SNとによって形成されるCOUNTにより、各PDCP SDUを暗号化してもよい。eNBは、適切な順序で各PDCP SDUをUEに送信してもよい。UEは、適当な順序で、eNBからPDCP SDUを受信してもよい。UEは、最後のPDCP SDUのPDCP SNよりも小さいPDCP SNを有するPDCP SDUを受信するたびに、HFNをインクリメントしてもよい。UEは、UEによって維持されるHFNと、受信した各PDCP SDUから取得されるPDCP SNとによって形成されるCOUNTにより、受信した各PDCP SDUを解読してもよい。] 図5A [0041] 上述した従来の処理スキームは、ソースeNBからターゲットeNBへのUEのハンドオーバの間にエラーを結果として生じるかもしれない。ハンドオーバにおいて、ソースeNBは、X2(またはS1)インターフェースを通してPDCPSDUをターゲットeNBに転送してもよい。X2(またはS1)インターフェースは、回路交換インターフェースでないことから、例えば、図4中で示すように、転送されるPDCP SDUは、ターゲットeNBに順序が狂って到着するかもしれない。転送された各PDCP SDUがソースeNBから受信されるときに、ターゲットeNBがそれを処理する場合、ターゲットeNBにおいて順序が狂ってPDCP SDUを受信することは、UEにおける解読のエラーおよび/またはHFN同期損失を結果として生じさせるかもしれない。] 図4 [0042] 図4中で示した例に対して、ターゲットeNBは、ソースeNBからPDCPSDU#3を受信してもよく、HFNと、3のPDCP SNとによって形成されるCOUNTにより、このPDCP SDUを暗号化してもよい。このCOUNTは、(HFN|3)として表わしてもよい。ターゲットeNBは、UEに対する送信のために、暗号化されたPDCP SDU#3を下位レイヤにパスしてもよい。その後、ターゲットeNBは、ソースeNBから順序が狂っているPDCP SDU#2を受信してもよい。] 図4 [0043] ターゲットeNBは、(HFN|2)によってPDCPSDU#2を暗号化してもよく、(HFN|2)は、このPDCP SDUに対して正しいCOUNTである。しかしながら、上述した従来の処理スキームに対して、UEがPDCP SDU#3を受信した後にPDCP SDU#2を受信するとき、UEはそのHFNをインクリメントするかもしれない。UEは次に、(HFN+1|2)によりPDCP SDU#2を解読するかもしれず、ターゲットeNBは(HFN|2)を使用していることから、誤ってPDCP SDUを解読するだろう。さらに、ターゲットeNBは暗号化するためにHFNの使用を継続する一方で、UEは後続のPDCP SDUを解読するのにHFN+1を使用することから、UEは、HFN同期から外れるだろう。したがって、後続のPDCP SDUは、UEによって誤って解読されるかもしれない。] [0044] UEは、重複−廃棄窓を維持して、HFN同期から外れることを回避してもよい。窓の始まりは、上位レイヤに引き渡された最後のPDCPSDUに配置されてもよく、窓の終わりは、上位レイヤにまだ引き渡されていない最新のPDCP SDUに配置されてもよい。UEは、重複−廃棄窓を使用して、PDCP SDUを処理して上位レイヤに引き渡すか、または、PDCP SDUを廃棄するかを決定してもよい。] [0045] 図4中で示した例に対して、UEは、PDCPSDU#1および#4を正しくデコードするかもしれないが、PDCP SDU#2および#3を正しくデコードしないかもしれない。UEはPDCP SDU#1を上位レイヤに引渡してもよく、PDCP SDU#4をバッファに入れてもよい。UEは次に、ターゲットeNBからPDCP SDU#3を受信してもよく、このPDCP SDUを正しくデコードするかもしれない。UEは、PDCP SDUがターゲットeNBによって順に送られることを仮定してもよく、PDCP SDU#2が失われていることを仮定してもよい。UEは次に、PDCP SDU#3および#4を上位レイヤに引渡してもよく、重複−廃棄窓の始まりをPDCP SDU#4に移動してもよい。その後、UEは、ターゲットeNBからPDCP SDU#2を受信するかもしれない。UEは、このPDCP SDUが重複−廃棄窓から外れていることを認識してもよく、PDCP SDUを廃棄してもよい。UEは、HFNをインクリメントする代わりに、HFNを維持してもよい。このUE処理スキームは、HFN同期の損失を回避するかもしれない。しかしながら、UEが廃棄するであろう、順序が狂っているPDCPSDUを送ることによって、無線リソースが浪費される。] 図4 [0046] さまざまな処理スキームを使用して、順序が狂っているパケットを取り扱い、UEにおけるHFN同期損失を回避してもよい。ターゲットeNBが、ソースeNBから転送された、PDCPSDUを順序が狂って受信するハンドオーバの間に、これらの処理スキームを使用してもよい。] [0047] 第1の処理スキームにおいて、ターゲットeNBは、それがUEに順に送ることができないPDCPSDUを廃棄してもよい。ターゲットeNBは、PDCP SDUが受信されるとき、それらを処理して送ってもよく、これらのPDCP SDUを再順序付けすることを試みない。代わりに、UEに送られているPDCP SDUのPDCP SNよりも早いPDCP SNを有する、転送されたPDCP SDUをターゲットeNBが受信する場合、ターゲットeNBは転送されたPDCP SDUを廃棄し、それをUEに送らない。ターゲットeNBは、UEに送られた最後のPDCP SNのPDCP SNに対してポインタを維持してもよい。ターゲットeNBは、転送されたPDCP SDUのPDCP SNを、このポインタと比較して、PDCP SDUを順にUEに送ることができるかどうかを決定してもよい。] [0048] 図4中で示した例に対して、ターゲットeNBは、ソースeNBからPDCPSDU#3を受信し、(HFN|3)によりこのPDCP SDUを暗号化し、暗号化されたPDCP SDUをUEに送ってもよい。ターゲットeNBは、ポインタを3に設定してもよい。その後、ターゲットeNBは、ソースeNBからPDCP SDU#2を受信してもよく、2のPDCP SNをポインタと比較してもよい。2のPDCP SNが、送信されたPDCP SDUの3のPDCP SNよりも早いことから、ターゲットeNBは、このPDCP SDUを廃棄してもよい。] 図4 [0049] 第1の処理スキームは、ターゲットeNBの動作を簡単にすることができる。UEが上述した重複−廃棄窓を使用して廃棄するであろう、順序が狂っているPDCPSDUを、ターゲットeNBが送らないことから、この処理スキームはまた、無線リソースを節約することができる。] [0050] 第2の処理スキームにおいて、ターゲットeNBは、短い時間の期間またはPDCP SNの小さい範囲に対して、転送されたPDCPSDUの再順序付けを実行してもよい。この短い時間期間、または小さいPDCP SNの範囲は、再順序付け窓と呼ばれてもよい。] [0051] 時間ベースの再順序付け窓に対して、ターゲットeNBは、タイマを使用して、時間の経過を追ってもよく、ソースeNBから最初の転送PDCPSDUを受信したときにタイマを開始してもよい。ターゲットeNBは、タイマがアクティブである間に、ソースeNBから順序が狂って受信した、転送されたすべてのPDCP SDUをバッファに入れてもよい。タイマが満了するとき、ターゲットeNBは、バッファに入れられているすべてのPDCP SDUを再順序付けしてもよく、再順序付けされた各PDCP SDUを暗号化して、UEに送ってもよい。再順序付け窓を使用して、ソースeNBから最初に転送されたPDCP SDUよりも早いPDCP SDUを受信してもよい。] [0052] 図4中で示した例に対して、ターゲットeNBは、ソースeNBからPDCPSDU#3を受信し、このPDCP SDUをバッファに入れ、タイマを開始してもよい。その後、ターゲットeNBは、ソースeNBからPDCP SDU#2を受信してもよく、このPDCP SDUもバッファに入れてもよい。タイマが満了するとき、ターゲットeNBは、PDCP SDU#2および#3を再順序付けしてもよい。ターゲットeNBは次に、PDCP SDU#2を処理して送ってもよく、次に、PDCP SDU#3を処理して送ってもよい。代替として、PDCP SDU#2を受信すると、タイマが満了するのを待つ代わりに、ターゲットeNBは、PDCP SDU#2および#3を再順序付けし、暗号化して、UEに送ってもよい。ターゲットeNBによる処理は、ターゲットeNBに利用可能な状態情報に依存してもよい。いずれにせよ、UEは、ターゲットeNBから、順にPDCP SDU#2および#3を受信することができる。] 図4 [0053] 1つの設計において、ターゲットeNBは、ソースeNBから最初に転送されたPDCPSDUだけに対してタイマを開始してもよい。ターゲットeNBは、タイマが満了になった後に、第1の処理スキームと同じ方法で動作してもよい。この設計において、その後、ターゲットeNBが、送信されているPDCP SDUよりも早い、転送されたPDCP SDUを受信した場合、ターゲットeNBは、転送されたPDCP SDUを単に廃棄してもよい。図4中で示した例に対して、ターゲットeNBが、タイマの満了後にPDCP SDU#2を受信した場合、ターゲットeNBは、このPDCP SDUを廃棄してもよい。] 図4 [0054] 別の設計において、ターゲットeNBは、最初に転送されたPDCPSDUに対して、また、非連続のPDCP SNを有する、転送されたPDCP SDUがソースeNBから受信されるときに、タイマを開始してもよい。例えば、ターゲットeNBは、タイマの満了後にPDCP SDU#2および#3を送ってもよく、その後、ソースeNBからPDCP SDU#6を受信してもよい。ターゲットeNBは次にタイマを開始して、ソースeNBからのPDCP SDU#5を待ってもよい。] [0055] PDCP SNベースの再順序付け窓に対して、ターゲットeNBは、窓の終わりを、UEに送られた最後のPDCPSDUに設定してもよい。再順序付け窓は、予め定められている数のPDCP SNまたは、すべてのペンディングおよび移行中のPDCP SDUにわたってもよい。ターゲットeNBは、より後のPDCP SDUがソースeNBから受信されるたびに、再順序付け窓を進めてもよい。ターゲットeNBは、最順序付け窓の開始においてPDCP SDUを処理して送ってもよい。] [0056] 図4中で示した例に対して、再順序付け窓は、PDCPSDU#2および#3をカバーしてもよい。ターゲットeNBがソースeNBからPDCP SDU#2を受信した場合、ターゲットeNBは、このPDCP SDUを処理して送って、窓を進めてもよい。ターゲットeNBがソースeNBからPDCP SDU#3を受信した場合、ターゲットeNBは、窓を維持して、PDCP SDU#2を待ってもよい。ターゲットeNBがソースeNBからPDCP SDU#5を受信した場合、PDCP SDU#2を受信する可能性が低減されることから、ターゲットeNBは、窓を進めてもよい。] 図4 [0057] 第2の処理スキームに対して、再順序付け窓の継続時間は、待ち時間およびデータ損失間のトレードオフに基づいて選択してもよい。より幅の広い再順序付け窓は、ソースeNBから順序が狂って受信した、より多くのPDCPSDUをUEに送ることができることを保証するかもしれないが、PDCP SDUをUEに送る際に、より長い遅延を結果として生じるかもしれない。逆に、より短い再順序付け窓は、PDCP SDUを送る際により短い遅延を結果として生じるかもしれないが、より多くのPDCP SDUが廃棄されることを結果として生じるかもしれない。] [0058] 第3の処理スキームにおいて、ターゲットeNBは、HFN同期損失を回避するために、UEと同じ方法でHFNを更新してもよい。上述した従来の処理スキームに対して、UEは、PDCPSDUが順に送られることを仮定してもよく、より小さいPDCP SNを有する、転送されたPDCP SDUがソースeNBから受信されるたびにHFNをインクリメントしてもよい。ターゲットeNBもまた、より小さいPDCP SNを有する、転送されたPDCP SDUがソースeNBから受信されるたびにHFNをインクリメントしてもよい。] [0059] 第3の処理スキームに対して、ターゲットeNBは、ソースeNBから受信した、転送された各PDCPSDUを処理(例えば、暗号化)してもよく、PDCP SDUをUEに送ってもよい。転送された各PDCP SDUがソースeNBから受信されるとき、ターゲットeNBにおいてPDCP SDUをバッファに入れることなく、ターゲットeNBは、転送された各PDCP SDUを処理して送ってもよい。より小さいPDCP SNを有する、転送されたPDCP SDUがソースeNBから受信されるたびに、ターゲットeNBはHFNをインクリメントしてもよい。ターゲットeNBは次に、更新されたHFNにより、転送されたPDCP SDUを暗号化してもよい。] [0060] 図4中で示した例に対して、ターゲットeNBは、ソースeNBからPDCPSDU#3を受信し、(HFN|3)によりこのPDCP SDUを暗号化して、暗号化されたPDCP SDUをUEに送ってもよい。その後、ターゲットeNBは、ソースeNBからPDCP SDU#2を受信してもよい。ターゲットeNBは、より小さいPDCP SNを受信したことに応答して、かつ、UEがそのHFNをインクリメントすることを予期して、HFNをインクリメントしてもよい。ターゲットeNBは次に、(HFN+1|2)により、PDCP SDU#2を暗号化して、暗号化されたPDCP SDUをUEに送ってもよい。UEは、暗号化されたPDCP SDU#2を受信することに応答して、そのHFNをインクリメントしてもよく、(HFN+1|2)により、このPDCP SDUを解読してもよい。たとえ、PDCP SDU#2が順序が狂って送られたとしても、ターゲットeNBがUEと同じ方法でHFNを更新することから、UEは、PDCP SDU#2を正しく解読できる。順序が狂っている、解読されたPDCP SDU#2が、(HFN+1|2)のCOUNTを有するのに対して、解読されたPDCP SDU#3は(HFN|3)のCOUNTを有することから、UEは、解読されたPDCP SDU#2を上位レイヤに引き渡してもよい。] 図4 [0061] 順序が狂っているPDCPSDUを廃棄する代わりに、UEがこれらのPDCP SDUを上位レイヤに引き渡すことが望まれるかもしれない。上位レイヤは、データを再順序付けして、エンドアプリケーションに対して順にデータを提供できるプロトコル(例えば、TCPまたはRTP)を利用してもよい。さらに、順序が狂っているPDCP SDUは、まれに発生するかもしれない。HFNの同期が保たれている限り、順序が狂っているPDCP SDUを上位レイヤに引き渡すことが許容できるかもしれない。] [0062] 第4の処理スキームにおいて、ターゲットeNBは、HFN同期損失を回避するために、必要に応じて、新しいPDCP SNで、転送されたPDCPSDUを再割り当てしてもよい。この処理スキームに対して、転送された各PDCP SDUがソースeNBから受信されるとき、PDCP SDUをバッファに入れることなく、ターゲットeNBは、転送された各PDCP SDUを処理して送ってもよい。ターゲットeNBが、UEにすでに送信されているPDCP SDUよりも早い、転送されたPDCP SDUを受信した場合、ターゲットeNBは、送信されているPDCP SDUのPDCP SNよりも後の、新しいPDCP SNで、このPDCP SDUを再割り当てしてもよい。] [0063] 図4中で示した例に対して、4のPDCP SNがソースeNBによって使用された最後のPDCP SNであったことを示す状態情報を、ターゲットeNBは受信してもよい。ターゲットeNBは、ソースeNBからPDCPSDU#3を受信し、(HFN|3)によりこのPDCP SDUを暗号化し、暗号化されたPDCP SDUをUEに送ってもよい。その後、ターゲットeNBは、ソースeNBからPDCP SDU#2を受信してもよい。ターゲットeNBは、5のPDCP SNで、このPDCP SDUを再割り当てし、(HFN|5)によりこのPDCP SDUを暗号化して、暗号化されたPDCP SDUをUEに送ってもよい。その後、ターゲットeNBがソースeNBからPDCP SDU#5を受信する場合、ターゲットeNBは、6のPDCP SNで、このPDCP SDUに再割り当てし、(HFN|6)によりPDCP SDUを暗号化し、暗号化されたPDCP SDUをUEに送ってもよい。したがって、ターゲットeNBは、同じ方法でソースeNBからの、転送された各PDCP SDUを再割り当てしてもよく、PDCP SDUを処理してUEに送ってもよい。] 図4 [0064] ターゲットeNBは、ソースeNBから順序が狂って受信される、転送されたPDCPSDUに対してPDCP SNを再割り当てしてもよい。PDCP SNのこの再割り当てにより、UEは、HFN同期を維持しながらPDCP SDUを正しく解読することが可能になる。UEは、順序が狂っているPDCP SDUを上位レイヤに引き渡してもよく、このことは、上述したように、許容でき、または望まれるかもしれない。ターゲットeNBは、サービングゲートウェイから受信した新しいパケットに対して、連続的に増加するPDCP SNを割り当ててもよい。] [0065] 上述した4つの処理スキームは、HFN同期損失を回避するかもしれない。ターゲットeNBは、ソースeNBから転送されたPDCPSDUを受信してもよく、上述した4つの処理スキームのうちのいずれか1つを使用して、これらのPDCP SDUを送ってもよい。4つのすべての処理スキームは、UEが各PDCP SDUを正しく解読して、ターゲットeNBとのHFN同期を維持することを可能にする。第1および第2の処理スキームは、UEが上位レイヤに対して順にPDCP SDUを引き渡すことを可能にしてもよい。第3および第4の処理スキームは、UEにおいてPDCP SDUが順序が狂って上位レイヤに引き渡されることを結果として生じるかもしれないが、このことは許容できるかもしれない。HFN同期は、他の処理スキームにより達成してもよい。] [0066] 明瞭にするために、処理スキームを、LTEにおけるPDCPSDUに対して記述している。一般に、これらの処理スキームは、プロトコルスタック中の任意のレイヤにおけるパケットに対して、および、任意のプロトコルに対して使用してもよい。さらに、明瞭にするために、処理スキームは、ソースeNBからターゲットeNBへのUEのハンドオーバに対して記述している。これらの処理スキームはまた、サービングゲートウェイからサービングeNBに送られるパケットに対して使用してもよい。パケットは、例えば、GPRSトンネリングプロトコル(GTP)によって、シーケンス番号が割り当てられてもよい。サービングeNBは、別のeNBから転送されたPDCP SDUと同じ方法で、サービングゲートウェイからのパケットを処理してもよい。] [0067] 図7は、ワイヤレス通信システムにおいてパケットを送るためのプロセス700の設計を示す。プロセス700は、送信機によって実行してもよく、送信機は、ダウンリンク上でのデータ送信に対して基地局/eNBであってもよく、または、アップリンク上でのデータ送信に対してUEであってもよい。パケットのシーケンスが、例えば、パケット交換インターフェースを通して、第2のエンティティにおいて、第1のエンティティから受信される(ブロック712)。シーケンス中の各パケットを第3のエンティティに順に送ることができるかどうかを決定してもよい(ブロック714)。順に送ることができる各パケットを第3のエンティティに送ってもよい(ブロック716)。順に送ることができない各パケットを廃棄してもよい(ブロック718)。パケットが第1のエンティティから受信されるとき、第2のエンティティにおいてパケットをバッファに入れることなく、シーケンス中の各パケットを、処理して送るか、または、廃棄してもよい。] 図7 [0068] 1つの設計において、第1のエンティティはソース基地局/eNBであってもよく、第2のエンティティはターゲット基地局/eNBであってもよく、第3のエンティティはUEであってもよい。ブロック712ないしブロック718は、ソース基地局からターゲット基地局へのUEのハンドオーバの間に、ターゲット基地局によって実行してもよい。別の設計において、第1のエンティティはサービングゲートウェイであってもよく、第2のエンティティは基地局であってもよく、第3のエンティティはUEであってもよい。パケットは、PDCPSDUまたは他の何らかのタイプのパケットを含んでいてもよい。] [0069] ブロック712の1つの設計において、第3のパケットに送られた最後のパケットのシーケンス番号に対して、ポインタを維持してもよい。パケットを順に送ることができるかどうかは、そのパケットのシーケンス番号とポインタとに基づいて決定してもよい。第3のエンティティにすでに送られているパケットのシーケンス番号よりも早いシーケンス番号をパケットが有する場合、パケットを順に送ることができない。] [0070] 図8は、ワイヤレス通信システムにおいてパケットを送る装置800の設計を示す。装置800は、第2のエンティティにおける、第1のエンティティからパケットのシーケンスを受信するモジュール812と、シーケンス中の各パケットを第3のエンティティに順に送ることができるかどうかを決定するモジュール814と、順に送ることができる各パケットを第3のエンティティに送るモジュール816と、順に送ることができない各パケットを廃棄するモジュール818とを含む。] 図8 [0071] 図9は、ワイヤレス通信システムにおいてパケットを送るためのプロセス900の設計を示す。パケットのシーケンスが、例えば、パケット交換インターフェースを通して、第2のエンティティにおいて、第1のエンティティから受信されてもよい(ブロック912)。シーケンス中のパケットを再順序付けしてもよい(ブロック914)。再順序付けされたパケットを、第2のエンティティから第3のエンティティに送ってもよい(ブロック916)。] 図9 [0072] 1つの設計において、第1のエンティティはソース基地局であってもよく、第2のエンティティはターゲット基地局であってもよく、第3のエンティティはUEであってもよい。ブロック912ないし916は、ソース基地局からターゲット基地局へのUEのハンドオーバの間に、ターゲット基地局によって実行してもよい。別の設計において、第1のエンティティはサービングゲートウェイであってもよく、第2のエンティティは基地局であってもよく、第3のエンティティはUEであってもよい。パケットは、PDCPSDUまたは他の何らかのタイプのパケットを含んでいてもよい。] [0073] 1つの設計において、パケットのシーケンスは、再順序付け窓によって決定される時間期間の間に、第2のエンティティによって受信されてもよい。ブロック914の1つの設計において、第1のエンティティからシーケンス中の最初のパケットを受信することに応答して、タイマを開始してもよい。最初のパケットが順に受信されない場合、最初のパケットをバッファに入れてもよい。タイマの満了前に第1のエンティティから順に受信されなかった後続のパケットもまた、バッファに入れてもよい。バッファに入れられているパケットを再順序付けして、タイマの満了後に送ってもよい。タイマの満了後に第1のエンティティから受信した各パケットは、第2のエンティティにおいてバッファに入れることなく処理して送ってもよい。] [0074] 図10は、ワイヤレス通信システムにおいてパケットを送る装置1000の設計を示す。装置1000は、第2のエンティティにおける、第1のエンティティからパケットのシーケンスを受信するモジュール1012と、シーケンス中のパケットを再順序付けするモジュール1014と、第2のエンティティから第3のエンティティに、再順序付けされたパケットを送るモジュール1016とを含む。] 図10 [0075] 図11は、ワイヤレス通信システムにおいてパケットを送るためのプロセス1100の設計を示す。第1のシーケンス番号を有する第1のパケットが受信されてもよく(ブロック1112)、受信エンティティへの送信のために処理されてもよい(ブロック1114)。第1のシーケンス番号よりも早い第2のシーケンス番号を有する第2のパケットが受信されてもよい(ブロック1116)。第2のパケットは、第1のパケットに対して順序が狂って受信されるかもしれない。第2のパケットは、それが受信エンティティへの送信のために第1のパケットよりも後であるかのように処理されてもよい(ブロック1118)。第1および第2のパケットは、これらのパケットをバッファに入れることなく、各パケットが受信されるときに処理されてもよい。] 図11 [0076] 受信エンティティはUEであってもよい。1つの設計において、第1および第2のパケットは、ソース基地局からターゲット基地局へのUEのハンドオーバの間にソース基地局によりターゲット基地局に転送されてもよい。別の設計において、第1および第2のパケットは、サービングゲートウェイから基地局により受信されてもよい。] [0077] ブロック1114の1つの設計において、第1のパケットは、HFNおよび第1のシーケンス番号を含む第1のカウントにより暗号化されてもよい。ブロック1118の1つの設計において、HFNは、順序が狂って第2のパケットを受信することに応答してインクリメントされてもよい。第2のパケットは、インクリメントされたHFNおよび第2のシーケンス番号を含む第2のカウントにより暗号化されてもよい。] [0078] ブロック1118の別の設計において、第2のパケットは、第1のシーケンス番号よりも後の第3のシーケンス番号で再割り当てされてもよい。第2のパケットは、受信エンティティへの送信のために、第3のシーケンス番号により処理されてもよい。第3のシーケンス番号を有する第3のパケットが、その後受信されるかもしれず、第3のシーケンス番号を有する第3のパケットは、第3のシーケンス番号よりも後の第4のシーケンス番号で再割り当てされてもよい。第3のパケットは、受信エンティティへの送信のために、第4のシーケンス番号により処理されてもよい。] [0079] 図12は、ワイヤレス通信システムにおいてパケットを送る装置1200の設計を示す。装置1200は、第1のシーケンス番号を有する第1のパケットを受信するモジュール1212と、受信エンティティへの送信のために第1のパケットを処理するモジュール1214と、第1のシーケンス番号よりも早い第2のシーケンス番号を有する第2のパケットを受信するモジュールであって、第2のパケットは、第1のパケットに対して順序が狂って受信されるモジュール1216と、受信エンティティへの送信のために第2のパケットを処理するモジュールであって、第2のパケットは、第2のパケットが第1のパケットよりも後であるかのように処理されるモジュール1218とを含む。] 図12 [0080] 図13は、ワイヤレス通信システムにおいてパケットを受信するためのプロセス1300の設計を示す。パケットのシーケンスが、UEにおいてターゲット基地局から受信されてもよい(ブロック1312)。パケットのシーケンスは、ソース基地局からターゲット基地局へのUEのハンドオーバの間にソース基地局によりターゲット基地局に転送されてもよい。ターゲット基地局は、(i)UEに順に送ることができない、少なくとも1つの転送されたパケットを廃棄するか、または、(ii)転送されたパケットを順序が狂って受信して、UEへの送信に先立ってパケットを再順序付けするか、または、(iii)転送されたパケットを順序が狂って受信して、それが順に受信されたかのように、パケットを処理してもよい。] 図13 [0081] シーケンス中の各パケットを処理して、パケットを回復してもよい(ブロック1314)。1つの設計において、シーケンス中の先行するパケットのシーケンス番号よりも小さいシーケンス番号をパケットが有する場合、HFNをインクリメントしてもよい。パケットは、HFNと、パケットのシーケンス番号とを含むカウントにより解読してもよい。受信したパケットを上位レイヤに引き渡してもよい。回復した1つ以上のパケットを上位レイヤに順序が狂って引き渡してもよい。上位レイヤは、回復したパケット中のデータを再順序付けしてもよい。] [0082] 図14は、ワイヤレス通信システムにおいてパケットを送る装置1400の設計を示す。装置1400は、UEにおける、ターゲット基地局からパケットのシーケンスを受信するモジュール1412と、シーケンス中の各パケットを処理して、パケットを回復するモジュール1414とを含む。] 図14 [0083] 図8、10、12および14におけるモジュールは、プロセッサ、電子デバイス、ハードウェアデバイス、電子コンポーネント、論理回路、メモリなど、または、これらの任意の組み合わせを備えていてもよい。] 図8 [0084] 図15は、UE110、ソースeNB/基地局120およびターゲットeNB/基地局122の設計のブロック図を示す。ソースeNB120において、送信プロセッサ1514aが、データ源1512aからトラフィックデータと、制御装置/プロセッサ1530aおよびスケジューラ1534aから制御情報とを受け取ってもよい。制御装置/プロセッサ1530aは、UE120のハンドオーバに対するメッセージを提供してもよい。スケジューラ1534aは、UE120に対してダウンリンクおよび/またはアップリンクリソースの割当てを提供してもよい。送信プロセッサ1514aは、トラフィックデータ、制御情報およびパイロットを処理し(例えば、エンコードしてシンボルマッピングし)、それぞれ、データシンボル、制御シンボルおよびパイロットシンボルを提供してもよい。変調器(MOD)1516aは、(例えば、OFDMに対して)データシンボル、制御シンボルおよびパイロットシンボルを処理して、出力サンプルを提供してもよい。送信機(TMTR)1518aは、出力サンプルを調整して(例えば、アナログに変換し、増幅し、フィルタリングし、アップコンバートし)、アンテナ1520aを通して送信してもよいダウンリンク信号を発生させてもよい。] 図15 [0085] ターゲットeNB122は、eNBによってサーブされるUEに対するトラフィックデータおよび制御情報を同様に処理してもよい。トラフィックデータ、制御情報およびパイロットは、送信プロセッサ1514bにより処理され、さらに、変調器1516bにより処理され、送信機1518bにより調整され、アンテナ1520bを通して送信されてもよい。] [0086] UE110において、アンテナ1552は、eNB120および122からダウンリンク信号を受信してもよい。受信機(RCVR)1554は、アンテナ1552からの受信信号を調整し(例えば、フィルタリングし、増幅し、ダウンコンバートし、デジタル化し)、入力サンプルを提供してもよい。復調器(DEMOD)1556は、(例えば、OFDMに対して)入力サンプルを処理して、検出されたシンボルを提供してもよい。受信プロセッサ1558は、検出されたシンボルを処理し(例えば、シンボルデマップしてデコードし)、デコードされたトラフィックデータをデータシンク1560に提供し、デコードされた制御情報を制御装置/プロセッサ1570に提供してもよい。] [0087] アップリンク上で、送信プロセッサ1582は、データ源1580からトラフィックデータと、制御装置/プロセッサ1570から(例えば、ハンドオーバに対する)制御情報とを受け取って処理してもよい。変調器1584は、(例えば、SC−FDMに対して)プロセッサ1582からのシンボルを処理して、出力シンボルを提供してもよい。送信機1586は、出力サンプルを調整し、アンテナ1552を通して送信してもよいアップリンク信号を発生させてもよい。各eNBにおいて、UE110および他のUEからのアップリンク信号を、アンテナ1520により受信し、受信機1540により調整し、復調器1542により復調し、受信プロセッサ1544により処理してもよい。プロセッサ1544は、デコードされたトラフィックデータをデータシンク1546に、デコードされた制御情報を制御装置/プロセッサ1530に提供してもよい。] [0088] 制御装置/プロセッサ1530a、1530b、および1570は、それぞれ、eNB120、eNB122およびUE110における動作を指示する。各eNBにおける制御装置/プロセッサ1530はまた、図7におけるプロセス700、図9におけるプロセス900、図11におけるプロセス1100、および/または、ここで記述した技術に対する他のプロセスを実行または指示してもよい。UE110における制御装置/プロセッサ1570は、図13におけるプロセス1300、および/または、ここで記述した技術に対する他のプロセスを実行または指示してもよい。メモリ1532a、1532bおよび1572は、それぞれ、eNB120、eNB122およびUE110に対するデータおよびプログラムコードを記憶してもよい。スケジューラ1534aおよび1534bは、それぞれ、eNB120および122との通信のために、UEをスケジュールしてもよく、スケジュールされるUEに対してリソースを割り当ててもよい。] 図11 図13 図7 図9 [0089] さまざまな異なる技術および技法のうちのいずれかを使用して、情報および信号を表してもよいことを、当業者は理解するだろう。例えば、上記の記述全体を通して参照した、データ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁気フィールドまたは磁気粒子、光学フィールドまたは光学微粒子、あるいはこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。] [0090] ここでの開示に関連して記述した、さまざまな実例となる論理ブロック、モジュール、回路およびアルゴリズムステップが、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、あるいは両方を組み合わせたものとして実現されてもよいことを、当業者はさらに認識するだろう。ハードウェアおよびソフトウェアのこの互換性を明確に説明するために、さまざまな実例となるコンポーネント、ブロック、モジュール、回路およびステップを、一般的に、これらの機能性の観点から先に記述している。このような機能性が、ハードウェアまたはソフトウェアとして実現されるか否かは、特定のアプリケーションおよびシステム全体に課される設計制約に依存する。熟練者が、それぞれの特定のアプリケーションの方法を変えて、記述した機能性を実現するかもしれないが、このような構成の決定は、本開示の範囲から逸脱を生じさせるものとして解釈されるべきでない。] [0091] ここでの開示に関連して記述した、さまざまな実例となる論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタ論理、ディスクリートハードウェアコンポーネント、あるいは、ここで記述した機能を実行するように設計されたこれらの任意の組み合わせにより、実現されるか、あるいは、実行されてもよい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよいが、代わりに、プロセッサは、何らかの従来のプロセッサ、制御装置、マイクロ制御装置、または状態遷移機械であってもよい。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組み合わせとして、例えば、DSPとマイクロプロセッサとの組み合わせとして、複数のマイクロプロセッサとして、DSPコアに関連した1つ以上のマイクロプロセッサとして、あるいは、このような構成の他の何らかの構成として実現されてもよい。] [0092] ここでの開示に関して記述した方法またはアルゴリズムのステップを、ハードウェア中で直接、プロセッサにより実行されるソフトウェアモジュール中で、またはその2つの組み合わせ中で具体化してもよい。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバルディスク、CD−ROM,または技術的に知られている他の任意の形態の記憶媒体中に存在してもよい。プロセッサが記憶媒体から情報を読み取ることができ、記憶媒体に情報を書き込むことができるように、例示的な記憶媒体はプロセッサに結合されている。代わりに、記憶媒体はプロセッサと一体化されていてもよい。プロセッサおよび記憶媒体は、ASIC中に存在してもよい。ASICはユーザ端末中に存在してもよい。代わりに、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末中にディスクリートコンポーネントとして存在してもよい。] [0093] 1つ以上の例示的な設計において、記述した機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、または、これらの任意の組み合せにおいて実現してもよい。ソフトウェアで実現される場合、機能は、1つ以上の命令またはコードとしてコンピュータ読み取り可能媒体上に記憶されてもよければ、あるいは、1つ以上の命令またはコードとしてコンピュータ読み取り可能媒体に対して送信されてもよい。コンピュータ読み取り可能媒体は、1つの場所から別の場所へコンピュータプログラムの転送を促進する何らかの媒体を含むコンピュータ記憶媒体および通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、汎用目的又は特定目的のコンピュータによってアクセスできる何らかの利用可能媒体であってもよい。一例として、このようなコンピュータ読み取り可能媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶デバイス、あるいは汎用目的または特定目的のコンピュータによってアクセスできる命令またはデータ構造の形態で所望のプログラムコードを伝送または記憶するために使用できる他の何らかの媒体を含んでいてもよいが、これらに限定されない。また、いくつかの接続は、コンピュータ読み取り可能媒体と適切に呼ばれている。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア線、デジタル加入者線(DSL)、または、赤外線、無線、およびマイクロ波のようなワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバまたは他のリモート情報源から送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア線、DSL、または、赤外線、無線、およびマイクロ波のようなワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。ここで使用されるディスク(Diskおよびdisc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザーディスク(登録商標)、光ディスク、デジタルバーサタイルディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク、およびブルーレイディスクを含み、ディスク(disk)は通常、磁気的にデータを再生し、一方、ディスク(disc)は、レーザにより光学的にデータを再生する。上述の組み合わせもまた、コンピュータ読み取り可能媒体の範囲内に含まれるべきである。] [0094] いかなる当業者であっても本開示を実施しまたは使用できるように、本開示の記述をこれまでに提供している。本開示に対してさまざまな修正が当業者に容易に明らかであり、本開示の精神または範囲から逸脱することなく、ここで規定した一般的な原理を、他のバリエーションに適用してもよい。したがって、本開示は、ここで記述した例および設計に限定されるように意図されていないが、ここで開示した原理および新規な特徴に矛盾しない最も広い範囲に一致すべきである。]
权利要求:
請求項1 ワイヤレス通信のための方法において、第2のエンティティにおいて、第1のエンティティからパケットのシーケンスを受信することと、前記シーケンス中の各パケットを第3のエンティティに順に送ることができるかどうかを決定することと、順に送ることができる各パケットを前記第3のエンティティに送ることと、順に送ることができない各パケットを廃棄することとを含む方法。 請求項2 前記第1のエンティティはソース基地局であり、前記第2のエンティティはターゲット基地局であり、前記第3のエンティティはユーザ機器(UE)であり、前記受信することと、前記決定することと、前記送ることと、前記廃棄することとは、前記ソース基地局から前記ターゲット基地局への前記UEのハンドオーバの間に前記ターゲット基地局により実行される請求項1記載の方法。 請求項3 前記シーケンス中の各パケットを順に送ることができるかどうかを決定することは、前記第3のエンティティに送られた最後のパケットのシーケンス番号に対してポインタを維持することと、前記各パケットのシーケンス番号と前記ポインタとに基づいて、前記シーケンス中の各パケットを前記第3のエンティティに順に送ることができるかどうかを決定することとを含む請求項1記載の方法。 請求項4 前記シーケンス中の各パケットを順に送ることができるかどうかを決定することは、パケットが、前記第3のエンティティにすでに送られているパケットのシーケンス番号よりも早いシーケンス番号を有する場合、前記パケットを前記第3のエンティティに順に送ることができないことを決定することを含む請求項1記載の方法。 請求項5 前記決定することと、前記送ることと、前記廃棄することとは、前記シーケンス中の各パケットが前記第1のエンティティから受信されるときに、前記第2のエンティティにおいて前記パケットをバッファに入れることなく実行される請求項1記載の方法。 請求項6 前記パケットのシーケンスは、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)サービスデータユニット(SDU)のシーケンスを含む請求項1記載の方法。 請求項7 前記パケットのシーケンスを受信することは、パケット交換インターフェースを通して前記第1のエンティティから前記パケットのシーケンスを受信することを含む請求項1記載の方法。 請求項8 ワイヤレス通信のための装置において、第2のエンティティにおいて、第1のエンティティからパケットのシーケンスを受信し、前記シーケンス中の各パケットを第3のエンティティに順に送ることができるかどうかを決定し、順に送ることができる各パケットを前記第3のエンティティに送り、順に送ることができない各パケットを廃棄するように構成されている少なくとも1つのプロセッサを具備する装置。 請求項9 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記第3のエンティティに送られた最後のパケットのシーケンス番号に対してポインタを維持し、前記各パケットのシーケンス番号と前記ポインタとに基づいて、前記シーケンス中の各パケットを前記第3のエンティティに順に送ることができるかどうかを決定するように構成されている請求項8記載の装置。 請求項10 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記第3のエンティティにすでに送られているパケットのシーケンス番号よりも早いシーケンス番号をパケットが有する場合、前記パケットを前記第3のエンティティに順に送ることができないことを決定するように構成されている請求項8記載の装置。 請求項11 ワイヤレス通信のための装置において、第2のエンティティにおいて、第1のエンティティからパケットのシーケンスを受信する手段と、前記シーケンス中の各パケットを第3のエンティティに順に送ることができるかどうかを決定する手段と、順に送ることができる各パケットを前記第3のエンティティに送る手段と、順に送ることができない各パケットを廃棄する手段とを具備する装置。 請求項12 前記シーケンス中の各パケットを順に送ることができるかどうかを決定する手段は、前記第3のエンティティに送られた最後のパケットのシーケンス番号に対してポインタを維持する手段と、前記各パケットのシーケンス番号と前記ポインタとに基づいて、前記シーケンス中の各パケットを前記第3のエンティティに順に送ることができるかどうかを決定する手段とを備える請求項11記載の装置。 請求項13 前記シーケンス中の各パケットを順に送ることができるかどうかを決定する手段は、パケットが、前記第3のエンティティにすでに送られているパケットのシーケンス番号よりも早いシーケンス番号を有する場合、前記パケットを前記第3のエンティティに順に送ることができないことを決定する手段を備える請求項11記載の装置。 請求項14 コンピュータプログラムプロダクトにおいて、コンピュータ読み取り可能媒体を具備し、前記コンピュータ読み取り可能媒体は、第2のエンティティにおいて、第1のエンティティからパケットのシーケンスを受信することを少なくとも1つのコンピュータに生じさせるためのコードと、前記シーケンス中の各パケットを第3のエンティティに順に送ることができるかどうかを決定することを前記少なくとも1つのコンピュータに生じさせるためのコードと、順に送ることができる各パケットを前記第3のエンティティに送ることを前記少なくとも1つのコンピュータに生じさせるためのコードと、順に送ることができない各パケットを廃棄することを前記少なくとも1つのコンピュータに生じさせるためのコードとを含むコンピュータプログラムプロダクト。 請求項15 ワイヤレス通信のための方法において、第2のエンティティにおいて、第1のエンティティからパケットのシーケンスを受信することと、前記シーケンス中のパケットを再順序付けすることと、前記第2のエンティティから第3のエンティティに、前記再順序付けされたパケットを送ることとを含む方法。 請求項16 前記第1のエンティティはソース基地局であり、前記第2のエンティティはターゲット基地局であり、前記第3のエンティティはユーザ機器(UE)であり、前記受信することと、前記受信することと、前記再順序付けすることと、前記送ることとは、前記ソース基地局から前記ターゲット基地局への前記UEのハンドオーバの間に前記ターゲット基地局により実行される請求項15記載の方法。 請求項17 前記パケットのシーケンスは、再順序付け窓により決定されている時間期間の間に、前記第2のエンティティにより受信される請求項15記載の方法。 請求項18 前記パケットを再順序付けすることは、前記第1のエンティティから前記シーケンス中の最初のパケットを受信することに応答して、タイマを開始することと、前記第1のエンティティから順に受信されなかった場合、前記最初のパケットをバッファに入れることと、前記タイマの満了前に、前記第1のエンティティから順に受信されなかった後続のパケットをバッファに入れることと、前記タイマの満了後に、前記バッファに入れられたパケットを再順序付けすることとを含む請求項15記載の方法。 請求項19 前記タイマの満了後に前記第1のエンティティから受信した各パケットをバッファに入れることなく、前記各パケットを処理することをさらに含む請求項18記載の方法。 請求項20 前記タイマの満了後に前記第1のエンティティからパケットを受信することと、前記パケットを前記第3のエンティティに順に送ることができるかどうかを決定することと、前記パケットを順に送ることができる場合、前記パケットを前記第3のエンティティに送ることと、順に送ることができない場合、前記パケットを廃棄することとをさらに含む請求項18記載の方法。 請求項21 ワイヤレス通信のための装置において、第2のエンティティにおいて、第1のエンティティからパケットのシーケンスを受信し、前記シーケンス中のパケットを再順序付けし、前記第2のエンティティから第3のエンティティに、前記再順序付けされたパケットを送るように構成されている少なくとも1つのプロセッサを具備する装置。 請求項22 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記第1のエンティティから前記シーケンス中の最初のパケットを受信することに応答して、タイマを開始し、前記第1のエンティティから順に受信されなかった場合、前記最初のパケットをバッファに入れ、前記タイマの満了前に、前記第1のエンティティから順に受信されなかった後続のパケットをバッファに入れ、前記タイマの満了後に、前記バッファに入れられたパケットを再順序付けするように構成されている請求項21記載の装置。 請求項23 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記タイマの満了後に前記第1のエンティティから受信した各パケットをバッファに入れることなく、前記各パケットを処理するように構成されている請求項22記載の装置。 請求項24 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記タイマの満了後に前記第1のエンティティからパケットを受信し、前記パケットを前記第3のエンティティに順に送ることができるかどうかを決定し、前記パケットを順に送ることができる場合、前記パケットを前記第3のエンティティに送り、順に送ることができない場合、前記パケットを廃棄するように構成されている請求項22記載の装置。 請求項25 ワイヤレス通信のための方法において、第1のシーケンス番号を有する第1のパケットを受信することと、受信エンティティへの送信のために前記第1のパケットを処理することと、前記第1のシーケンス番号よりも早い第2のシーケンス番号を有する第2のパケットを受信し、前記第2のパケットは、前記第1のパケットに対して順序が狂って受信されることと、前記受信エンティティへの送信のために前記第2のパケットを処理し、前記第2のパケットは、前記第2のパケットが前記第1のパケットよりも後であるかのように処理されることとを含む方法。 請求項26 前記受信エンティティはユーザ機器(UE)であり、前記第1および第2のパケットは、ソース基地局からターゲット基地局への前記UEのハンドオーバの間に前記ソース基地局により前記ターゲット基地局に転送される請求項25記載の方法。 請求項27 前記順序が狂って第2のパケットを受信することに応答して、ハイパーフレーム番号(HFN)をインクリメントすることをさらに含み、前記HFNは、前記第2のパケットを処理するために使用される請求項25記載の方法。 請求項28 前記第1のパケットを処理することは、ハイパーフレーム番号(HFN)と、前記第1のシーケンス番号とを含む第1のカウントにより前記第1のパケットを暗号化することを含み、前記第2のパケットを処理することは、前記順序が狂って第2のパケットを受信することに応答して、前記HFNをインクリメントすることと、前記インクリメントされたHFNと、前記第2のシーケンス番号とを含む第2のカウントにより前記第2のパケットを暗号化することとを含む請求項25記載の方法。 請求項29 前記第2のパケットを処理することは、前記第1のシーケンス番号よりも後の第3のシーケンス番号で前記第2のパケットを再割り当てすることと、前記受信エンティティへの送信のために、前記第3のシーケンス番号を有する前記第2のパケットを処理することとを含む請求項25記載の方法。 請求項30 前記第3のシーケンス番号を有する第3のパケットを受信することと、前記第3のシーケンス番号よりも後の第4のシーケンス番号で前記第3のパケットを再割り当てすることと、前記受信エンティティへの送信のために、前記第4のシーケンス番号を有する前記第3のパケットを処理することとをさらに含む請求項29記載の方法。 請求項31 前記第1および第2のパケットは、各パケットが受信されるときに、前記第1および第2のパケットをバッファに入れることなく処理される請求項25記載の方法。 請求項32 ワイヤレス通信のための装置において、第1のシーケンス番号を有する第1のパケットを受信し、受信エンティティへの送信のために前記第1のパケットを処理し、前記第1のシーケンス番号よりも早い第2のシーケンス番号を有する第2のパケットを受信し、前記第2のパケットが前記第1のパケットよりも後であるかのように、前記受信エンティティへの送信のために前記第2のパケットを処理するように構成されている少なくとも1つのプロセッサを具備し、前記第2のパケットは、前記第1のパケットに対して順序が狂って受信される装置。 請求項33 前記少なくとも1つのプロセッサは、ハイパーフレーム番号(HFN)と、前記第1のシーケンス番号とを含む第1のカウントにより前記第1のパケットを暗号化し、前記順序が狂って第2のパケットを受信することに応答して、前記HFNをインクリメントし、前記インクリメントされたHFNと、前記第2のシーケンス番号とを含む第2のカウントにより前記第2のパケットを暗号化するように構成されている請求項32記載の装置。 請求項34 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記第1のシーケンス番号よりも後の第3のシーケンス番号により前記第2のパケットを再割り当てし、前記受信エンティティへの送信のために、前記第3のシーケンス番号を有する前記第2のパケットを処理するように構成されている請求項32記載の装置。 請求項35 ワイヤレス通信のための方法において、ユーザ機器(UE)において、ターゲット基地局からパケットのシーケンスを受信し、前記パケットのシーケンスは、ソース基地局から前記ターゲット基地局への前記UEのハンドオーバの間に前記ソース基地局により前記ターゲット基地局に転送され、前記ターゲット基地局は、前記UEに順に送ることができない、少なくとも1つの転送されたパケットを廃棄するか、または、転送されたパケットを順序が狂って受信して、前記UEへの送信に先立って前記パケットを再順序付けするか、または、転送されたパケットを順序が狂って受信して、順に受信されたかのように前記パケットを処理することと、前記シーケンス中の各パケットを処理して、前記パケットを回復することとを含む方法。 請求項36 前記シーケンス中の各パケットを処理することは、前記パケットが、前記シーケンス中の先行するパケットのシーケンス番号よりも小さいシーケンス番号を有する場合、ハイパーフレーム番号(HFN)をインクリメントすることと、前記HFNと、前記パケットのシーケンス番号とを含むカウントにより、前記パケットを解読することとを含む請求項35記載の方法。 請求項37 前記シーケンス中の回復されたパケットを上位レイヤに引き渡し、少なくとも1つの回復されたパケットは、前記上位レイヤに順序が狂って引き渡されることと、前記上位レイヤにおいて、前記回復されたパケット中のデータを再順序付けすることとをさらに含む請求項35記載の方法。 請求項38 ワイヤレス通信のための装置において、ユーザ機器(UE)において、ターゲット基地局からパケットのシーケンスを受信し、前記シーケンス中の各パケットを処理して、前記パケットを回復するように構成されている少なくとも1つのプロセッサを具備し、前記パケットのシーケンスは、ソース基地局から前記ターゲット基地局への前記UEのハンドオーバの間に前記ソース基地局により前記ターゲット基地局に転送され、前記ターゲット基地局は、前記UEに順に送ることができない、少なくとも1つの転送されたパケットを廃棄するか、または、転送されたパケットを順序が狂って受信して、前記UEへの送信に先立って前記パケットを再順序付けするか、または、転送されたパケットを順序が狂って受信して、順に受信されたかのように前記パケットを処理する装置。 請求項39 前記シーケンス中の各パケットに対して、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記パケットが前記シーケンス中の先行するパケットのシーケンス番号よりも小さいシーケンス番号を有する場合、ハイパーフレーム番号(HFN)をインクリメントし、前記HFNと、前記パケットのシーケンス番号とを含むカウントにより、前記パケットを解読するように構成されている請求項38記載の装置。 請求項40 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記シーケンス中の回復されたパケットを上位レイヤに引き渡し、少なくとも1つの回復されたパケットを、前記上位レイヤに順序が狂って引き渡し、前記上位レイヤにおいて、前記回復されたパケット中のデータを再順序付けするように構成されている請求項38記載の装置。
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